この記事について
「AIで副業」と聞くと怪しく感じる人も多いと思います。私自身、最初は半信半疑でした。
この記事では、2026年3月からAIエージェント「Manus」を使ってコンテンツ副業を始めた私のリアルな3ヶ月間の記録を、収支・失敗・学びを含めて全て公開します。
結論から言うと、現時点では大赤字です。キラキラした成功談ではなく、「実際どうだったのか」を正直に書きます。
私のスペック(前提条件)
- 本業: IT系会社員
- IT経験: プログラミング経験あり
- 副業経験: 本格的なものは今回が初めて
- 1日に使える時間: 平日は仕事後に1時間程度、休日に数時間
プログラミング経験があるとはいえ、YouTube動画の自動生成やブログの自動投稿なんてやったことはありませんでした。
なぜManusを選んだのか
AIツールはChatGPTやClaude、Geminiなど色々ありますが、私がManusを選んだ理由は「指示を出せば自律的にタスクを完了してくれる」点です。
ChatGPTだと「記事を書いて」→「書けました」で終わりですが、Manusは「ブログ記事を書いて、WordPressに投稿して、サムネイルも作って」まで一気通貫でやってくれます。さらにWebアプリの構築やVPSへのデプロイまで対応できるので、自動化の仕組みそのものをAIに作ってもらえます。
きっかけはネットの記事で見かけたことです。「AIエージェントが自律的にタスクをこなす」という説明を読んで、「これなら副業の自動化に使えるのでは?」と思い試してみました。
3ヶ月間でやったこと
構築したシステムの全体像
Manusを使って以下の自動化システムを構築しました:
これらは全てVPS(仮想サーバー)上で24時間動いており、私が寝ている間もコンテンツが生成・投稿されています。
具体的な数字:
- YouTube動画: 約135本投稿
- note記事: 約160本生成
- WordPress記事: 約85本生成
- 合計: 約380本のコンテンツ
手動でこの量を3ヶ月で作るのは絶対に不可能です。
使っているツール・サービス
| ツール | 用途 | 月額費用 |
|---|---|---|
| Manus | AI自動化エージェント | 初月13万→2ヶ月目3万→現在1.5万円 |
| Manus WebDev | 管理ダッシュボード構築 | 初月2万→2ヶ月目2万→現在1万円 |
| ConoHa VPS + WING | サーバー+WordPress | 約2,000円 |
| YouTube | 動画投稿 | 無料 |
| note | 記事販売 | 無料 |
| もしもアフィリエイト | アフィリエイト | 無料 |
3ヶ月間の収支(リアルな数字)
支出
| 項目 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| Manus(本体) | 130,000円 | 30,000円 | 15,000円 | 175,000円 |
| Manus WebDev | 20,000円 | 20,000円 | 10,000円 | 50,000円 |
| ConoHa(VPS+WING) | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
| 月計 | 152,000円 | 52,000円 | 27,000円 | 231,000円 |
初月が突出して高いのは、自動化システムの構築にManusを大量に使ったためです。仕組みが出来上がった2ヶ月目以降は大幅に下がっています。
収入
| 項目 | 3ヶ月合計 | 備考 |
|---|---|---|
| note有料記事 | 1,500円 | 1本売れた |
| Amazonアソシエイト | 0円 | まだ売上なし |
| YouTube収益 | 0円 | 収益化条件未達(登録者8人) |
| Googleアドセンス | 0円 | 審査不合格 |
| 合計 | 1,500円 |
収支まとめ
3ヶ月間の損益: −229,500円
はい、約23万円の赤字です。
正直に言います。「3ヶ月で元が取れる」なんて甘い考えは完全に間違いでした。ただ、支出の大部分は初月の仕組み構築費用(15万円)なので、4ヶ月目以降のランニングコストは月2〜3万円程度まで下がっています。
うまくいったこと
1. コンテンツ量産の自動化が実現した
一番の成果は「仕組みが動いている」こと自体です。今この瞬間も、VPS上のシステムが次の記事や動画を生成しています。
380本のコンテンツを3ヶ月で手動作成するのは物理的に不可能です。1本あたり2時間かかるとして760時間。1日8時間作業しても95日かかります。それをAIが自動でやってくれている。
2. noteで初の売上が出た
金額は1,500円と小さいですが、「自分が作った仕組みから収益が発生した」という事実は大きいです。有料記事が1本売れたということは、コンテンツに価値を感じてくれた人がいるということ。
3. 学びが膨大
この3ヶ月で身についたスキル:
- AIプロンプトエンジニアリング
- VPSの構築・運用
- YouTube動画制作の基礎
- SEOの基本
- アフィリエイトの仕組み
- WordPressの運用
これらは今後どんな副業をするにしても活きるスキルです。
失敗したこと・想定外だったこと
1. Googleアドセンスに2回落ちた
「有用性の低いコンテンツ」という理由で2回不合格になりました。
最初は66記事を公開していましたが、AI生成コンテンツの品質がGoogleの基準を満たしていなかったようです。記事を5本まで絞り込んで再申請しましたが、それでもダメでした。
学び: AI生成コンテンツだけではアドセンスは通らない。人間の実体験や独自データが必須。
2. もしもアフィリエイトの規約違反
AI生成コンテンツにアフィリエイトリンクを大量に貼ったところ、規約違反の警告を受けました。「コンテンツの質が低い」と判断されたようです。
学び: アフィリエイトは「自然な文脈で紹介する」ことが大事。無理にリンクを押し込むのはNG。
3. YouTubeの収益化は遠い
チャンネル登録者8人。収益化条件(登録者1,000人+総再生4,000時間)には程遠い状況です。135本投稿しても8人。正直、YouTubeでの収益化はまだまだ先になりそうです。

学び: YouTube Shortsは再生されやすいが、チャンネル登録にはつながりにくい。
4. AI生成コンテンツの品質問題
自動化すると楽な反面、以下の問題が頻発しました:
- 記事内の表が崩れる
- 架空のURL(example.com)が生成される
- 同じような内容の記事が重複する
- サムネイルの文字が切れる
結局、AIの出力を人間がチェック・修正する工程は必須です。完全放置で品質を保つのは現時点では難しい。
3ヶ月やってみて分かったこと
AIは「魔法の杖」ではない
「AIに任せれば勝手に稼いでくれる」は幻想です。実際には:
- プロンプトの調整に試行錯誤が必要(何十回も修正した)
- 生成物の品質チェックは人間がやる必要がある
- プラットフォームの規約やアルゴリズムへの対応は人間の判断が必要
- 「量」だけでは通用しない場面が多い(アドセンス、アフィリエイト)
AIは「作業を10倍速くしてくれるツール」であって、「何もしなくても稼いでくれるツール」ではありません。
初月のコストが高すぎた
振り返ると、初月に13万円かけたのはやりすぎでした。もっと小さく始めて、効果を確認しながら投資を増やすべきだった。
ただし、その13万円で「自動化の仕組み」が出来上がったので、2ヶ月目以降のコストは大幅に下がっています。初期投資と考えれば妥当かもしれません。
それでも続ける理由
23万円の赤字にもかかわらず続けている理由:
今後の計画
- note: 有料記事の販売を強化。無料記事で読者を集めて有料記事への導線を改善
- WordPress: この記事のように実体験ベースの記事を増やしてアドセンス合格を目指す
- YouTube: 短期的な収益化は諦めて、長期的にコンテンツを積み上げる
- コスト削減: Manusの利用を最適化して月1.5万円以下に抑える
まとめ:AI副業は「投資フェーズ」
3ヶ月間の結論として、AI副業は短期で稼げるものではなく、中長期の投資です。
| 期間 | 状況 |
|---|---|
| 1-3ヶ月目(今ここ) | 仕組み構築。大赤字。 |
| 4-6ヶ月目(予想) | 改善フェーズ。赤字縮小。 |
| 7ヶ月目以降(目標) | 収支トントン→黒字化 |
「すぐに月10万円!」みたいな話を期待している人にはおすすめしません。でも、コツコツ仕組みを作るのが好きな人、プログラミングやAIに興味がある人には、学びも多く面白い取り組みだと思います。
半年後にまた収支報告を書きます。その時に黒字になっていることを目指して、引き続き改善を続けます。
この記事は筆者の実体験に基づいて書いています。収益を保証するものではありません。